筑波大転学騒動記 -klis出たら人生変わった話(ホンマか!?)-

はじめての方は初めまして!

おなじみの方はこんにちは!今日もぼちぼちほそやです。

 

あれよあれよという間に12月も中盤、2019年もアディショナルタイム

重ねた年が20にもなると体感時間の速さで小学生にマウントをとれます!

ビバ!相対性理論!もういくつ寝たらお正月すっ飛ばして春C絶起してそうですね!

そして最近はとにかく寒い!財布も寒い!北欧!ツンドラ

サンタクローーーーーーーーーーース!

今年も僕に100万円を届けてくれる白髭おじは見つからず・・・・・

早く暖かくなってほしいものです。

 

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体バチって金魚鉢みたいだから体バチっていうらしいですよー

 

現在、この記事を屈強な体専生あふれる体バチで書いているのですが、この厳しい寒さとペデストリアンデッキを行き来する学生を眺めていると、僕の脳みそもエピソード記憶の例にもれず、去年のごたごたが想起されるわけであります。

そう、昨年です。

 

 

 

僕は去年、芸術専門学群 デザイン専攻 情報・プロダクトデザイン領域(情報・プロダクトデザイン領域 – 芸術専門学群)の転学試験を受験し我らがklisこと知識情報・図書館学類から無事?転学をしました。

 

ノウハウが全くと言っていいほど皆無な転学類・転学群(そもそも希望する人が少なすぎる)、新入生向け冊子に短い記事を書いたのとツイッター不定期にぶつぶつ言う以外はしっかりとまとめたことがないので、需要があるかは分かりませんがこの場をお借りしてまとめていきたいと思いますはい。

 

※転学、転類と表記がぶれますが同じ意味です。僕の中の勝手な解釈で使い分けています。

※この記事はklis Advent Calendar 2019 - Adventarの記事として書かせていただきます!

 

 

もくじ

1.高校~大学入試(2017年秋冬)

2.入学後(2018年4月~)

3.転学を決める(2018年5月)

4.転学準備(2018年5月~10月)

5.一次書類試験(2018年10月)

6.二次実技試験(2018年12月)

7.試験結果開示(2019年1月)

8.最後に

 

1.高校~大学入試(2017年秋冬)

 

高校3年生の春ごろから、志望大学として筑波大のメディア創成学類やら、九州大の芸術工学部やら、芝浦工業大学のデザイン工学部やら、武蔵野美術大学のデザイン情報学科やらを意識し始めました。きっかけは何だったか思い出せませんが、昔から映画、小説、アニメ、ゲーム、漫画などが好きで、そういったコンテンツに興味がありました。成績は中の上、数3を受ける理系でしたが得意科目的には文系というよく言えばオールラウンダー、悪く言えば武器がないといった感じでした。

 

ただ、高校時代は県ベスト16常連ぐらいの忙しいサッカー班(なぜかうちの高校では部活動ではなく班活動だった)に所属していて3年生の10月までずっとダッシュダッシュダッシュ!キックアンドダッシュ!していたので、学力が足りず(特に数学)・・・

 

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高校時代の俺たち

 

どうせ浪人するならチャンスを増やそうということで公募推薦で人数を多く取り、なおかつ、メディア創成に近いこともできる(ホンマか?)と噂のklisの公募推薦を受けることにしました。この年は推薦入試の倍率が確か1.06倍、30人受けて2人しか落ちませんでした(えるゆーしーけーわい☆)。

優秀な高校の司書の先生のおかげもあって、試験はかなりの手ごたえがあり、無事合格、成績開示は9割を超えていました(ここ自慢ポイント)(自称公募推薦主席)

 

2.入学後(2018年4月~)

 

晴れてklis18生となった僕、宿舎やサークルでも友達ができ学生生活をエンジョイしていました。

勉強もそこそこに頑張りつつ、それなりに遊ぶ典型的な新入生といった感じでしょうか。ここからの一年、klisでの僕の周りは非常に恵まれていたと思います。

 

しかし、そんな日々の中、将来に対しての漠然とした不安というか、焦燥感というか、そういうものが心のどこかにあったのは確かです。

 

周りの人間はある程度のビジョンを持っているようだったし(入学直後でみんな意識が高かったのもありましたが・・・)それと比べて、「私には何も無い・・・」とじっと六畳の部屋で考えるときもありました。

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大学で親の金で遊ぶなんて誰にでもできるもん!

 

「なるようになる」という言葉が僕は大好きなのですが「なるようにはなる」けど、この大学入学というタイミングがたくさんの「なるようになる」の分岐点に思えたのです。

 

3.転学を決める(2018年5月)

 

1年生のころ受けていた授業の一つに総合科目Ⅱというのがあります。(よもやこれを2年生にもなって取っている人はいないでしょう。)僕は興味のあった「デザインと暮らし」という芸専のオムニバス形式の講義を受けていました。これは一週間のなかで一番楽しみな授業でした。

 

ある日の授業の終わり、先生が締めで「デザインとかに興味のある学生は転類してきてもいいよ」的なことを半分社交辞令で言っていました。ズババっときました。とっさにノートの隅に転類と書き丸で囲ったのを覚えています。転類の制度があるということはもともと知っていたのですが、意識的には完全にノーマーク、フリーでシュートを打たれました。ここから僕は転学についていろいろと考えるようになります。そして、そのことを考える度に「これしかないよなあ」と、もはや直観的に思っていました。僕、ニュータイプなんすかね?

 

 

4.転学準備(2018年5月~10月)

 相応の知識情報・図書館学徒なりに遊び勉強もしながらいろいろな準備を進めていきました。

 

まず、転学をするならどこかを考えました。

候補はお隣のメディア創成学類、芸術専門学群デザイン専攻、同じく構成専攻の3つ。

メ創はもちろん馬の合う人はいましたが宿舎での一部のメ創生のノリ、雰囲気からしてあまり好きではなかったし、手を動かす授業が少なそう、数学が苦手、というのもあり、やめにしました。(メ創の人がいたら本当にごめんなさい<m(__)m>)

 

残るは芸専の二つの専攻、端的に説明するとデザイン専攻はプロダクトや建築のデザイン、構成専攻はアート寄りのビジュアルデザインなどを行うというところでしょうか。

 

ネットやパンフレット、支援室などで情報や昨年の願書などを入手し、緊急帰省をして両親を説得しました。何をやるところなのか、転学後の考えられる進路先など、一日中、話して両親は承諾してくれました。父は都市計画系の土木技師、母はインテリアコーディネーターの資格を持っているのでそういった方面への理解があったのはとてもありがたかったです。

 

春日の支援室は対応が冷たくて少し悲しかったです。まあ出てく人間に暖かく接してくれる道理はないんですけどね。

 

5月の中盤ごろには、ものは試しと受験生に紛れて秋葉原で行われていた受験相談会に行ったこともありました。(年下に紛れて再履をするひとの気持ちが分かりました)お目当ての専攻の先生はいなかったので、相談役の洋画専攻の先生に事情を話しました。非常に驚かれながら、実技試験がおそらくあるが独学でデッサンの勉強をするのはかなり難しいということ、担当の先生にコンタクトをとるとよいということを教えていただきました。

 

そこで、デザイン専攻、構成専攻の先生にそれぞれメールを「ええい、ままよ!」と送信!ポチっとな!

 

構成専攻の先生の感触は少し悪く、転学してきた学生をほとんど見たことがない、結構厳しいかもしれないと返信がきたのを覚えています。

 

一方、デザイン専攻の先生の感触は良く(kym先生愛してる)、何回かのやり取りを経て、試験は一次試験(志望理由書)と二次試験(面接と実技)があり、実技試験の内容は通常受験のものと同じものを課すということや夏休みの進学相談会に来てみてはどうかという話もしました。実際に夏休みには進学相談会に参加して先生方や学生の話を聞きに行きました。

そんな感じでデザイン専攻に志望が固まっていきました。

 

それと並行して、五月の終わりごろから実技の勉強をし始めました。

つくば市内にある自転車で15分ほどの画塾の受験生向けの講座に週二回で通っていました。

最初はデッサンの基礎から、徐々に本番に出るであろう瓶やコップなどを描いていきました。夏休みの夏期講座が始まるともう一つの実技試験であるアイデアプレゼンにも取り掛かりました。

また、夏休み期間は土浦の教室までチャリで通っていたので土浦の地理に詳しくなると共に「土浦がつくばに来んかい!」と叫んでいました。暑い夏の日でした。

先生には何回も怒られました。部屋に置いてある瓶やコップを見ると嫌になるのは美大受験生あるあるなんですかね?

それでも、回数を重ねていくと秋ごろには未熟ながらもそれなりのものが作れるようになりました。

 

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なんだお前、こっちみんな

 

 

5.一次書類試験(2018年10月)

 

10月のはじめ、TWINSの片隅にひっそりと転学希望者向けの掲示がでます。(普通に生きていると絶対に気づきません!)この掲示の後、支援室に行くと願書と要項を受け取れます。

ただ、願書提出の締切は10月15日らへん、なんと配布開始から2週間ほどしかありません。しかもこの間に、親、クラス担任の先生、学類長の印鑑が必要になります。

 

僕は大急ぎでアポをとり、それぞれの印鑑をゲットしました。担任の先生との面談はあっさり終わったのですが、学類長は成績やら、とってる授業やら詳しい志望理由やらしっかりと聞かれました。

 

志望理由書は画塾の先生の指導のもと完成させました。

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実際の志望理由書

なんとか締切3日前で願書を提出。

11月の中頃に一次試験合格の通知を支援室で受け取りました。

 

6.二次実技試験(2018年12月)

一次試験を通過させるということは採る気があるということ!

12月は画塾へ行く時間を増やし、最後の追い込みをブルンブルンとかけました。

面接の練習もかなりやりました。

(12月のはじめに名古屋へライブに行ったり色々あったりはしましたが・・・)

 

 

試験はテスト期間の平日、授業のない日を選んでやってくれます。

午前中はデッサン2時間、午後はデザイン案作成4時間+面接というかなりハードな日程、、

当日は思ったより緊張はなく程よく集中していたと思います。

 

芸術系棟に案内され試験開始

 

最初のデッサンでは定番のパイプイスがくるかと身構えていたら、レモン二個とガラス瓶がモチーフでした。レモンと瓶の大きさの対比と瓶の描き込みに時間をとられましたがどうにか時間内で描き終了。100点満点で言ったら55点ぐらい。

 

次のデザイン案は「金銭を介さない価値の交換で学生生活を豊かにする製品やサービスを考えなさい」的な設問でした。4時間のうち2時間ほど熟考し、A3用紙二枚にまとめました。確か、みんなの記憶から学内で起こった自称を全てデータ化し、共有する施設を考えました。(記憶があやふや)これも100点満点で言ったら65点くらいの手ごたえ。

 

最後の面接はデザイン専攻の先生7人ほどと向き合って行いました。教室に入った瞬間は「圧」を感じましたが、面接が始まると終始、和やかな雰囲気でした。志望理由を話した後は「サークルは?」とか「芸専の授業は受けた?」とかの質問が続きそれに対して答えていきました。ネタが尽きたところで終了。短いようで長い15分間だった気がします。

 

試験の手ごたえは全体的に見て及第点という印象でしょうか。

とにかくやれることはやりきりました!

 

7.試験結果開示(2019年1月17日)

年が明けた1月の中旬、春日の支援室で結果通知の入った封筒を受け取りました。

昼休みに受け取りに行ったのですが怖くて3限が始まっても開封できませんでした。

厚生棟前の広場を行ったり来たり、ベンチに座ったりすること30分ほど、ようやく封筒を開けました。合格の文字を見たとき僕は小さくガッツポーズしていました。そのあとちょっと涙目になってました。

すぐに親や友達に報告をしました。

みんな祝ってくれて涙がちょちょぎれました。

部屋に帰ってからもずっとエモくなってました。

 

8.最後に

 

転学した現在、僕は課題に追われつつも楽しくやっています。

転学あるある留年が少し怖いですがそれ以上に充実しているのではないでしょうか。

そこまで得意ではないけど好きなことができるのはとても幸せです。

 

リラックスして色々できたのも周りの友達のサポートや理解があったからかなと思います!

ほんとうにありがとうございました!

 

 

僕はこの素晴らしい知識情報・図書館学類にいた日々を忘れることはないでしょう!

では最後にklis最高コールで締めたいと思います!

 

klis最高!! パパンパパンパン!!

klis最高!! パパンパパンパン!!

klis最高!! パパンパパンパン!!

 

ではまたの機会に!